ミタの見たまま

寒いタイトルですが、見てもいいという物好きな方は見てやってください。

2018 桜花賞予想+大阪杯回顧など

大阪杯回顧

大阪杯は僅差で単勝一番人気となったスワーヴリチャードがスタートで立ち遅れたものの、1000m通過が61秒とスローになったペースの中、向こう正面から先頭に立ちそのまま先頭で押し切り見事にG初制覇を遂げました。

 

多くの人がスワーヴリチャードが先頭に立った時、『最後まで持たない』と思ったはずですがそこは名手ミルコ・デムーロ騎手。しっかり4コーナー手前で息を入れて一旦二番手に下がってから直線でもうひと伸びをさせました。これはその前週の日経賞でキセキが、向こう正面で先頭に立った結果直線では馬群に沈んだのとは大きく違うところです。有力騎手の多くがドバイを選んだ中で、日本に残ることを決めたミルコ騎手の意地と陣営のGⅠ制覇に対する本気度を感じるレースとなりました。

スワーヴリチャードの右回りへの不安が解消されたとは言えませんが、これで中距離路線ではトップに立ったと言えるでしょう。しかし、陣営が次走に選んだのはマイルの安田記念。マイル路線は混戦模様でスワーヴリチャードにとって初めての距離とはいえ馬券内を外すイメージはないです。
2着のペルシアンナイトは皐月賞2着、3歳でマイルCSを制した地力を見事に発揮しました。安田記念ではスワーヴリチャードの最大のライバルになりそうです。最近G戦線で存在感の無かった福永騎手ですが、久々に結果を残しました。
3着の皐月賞アルアインは好位に控えながらもスワーヴリチャードを捉えきれず。クラシックを勝ったディープ産駒が古馬Gを勝てないジンクスは破れませんでした。次走は香港のクイーン・エリザベス2世カップの予定。ディープ産駒としては、珍しく前目に付けられるタイプなので今後に期待したいです。
7着のサトノダイアモンドは戸崎騎手との初コンビでした。デビューからの主戦ルメール騎手は戸崎騎手に『この馬はズブいので、早めに好位につけた方が良い』といったアドバイスをしていたそうですが、スワーヴリチャードが出していった頃に徐々に下げていってしまい、この馬らしい末脚を繰り出すことが出来なかったのが残念です。
13着のシュヴァルグランも三浦騎手との初コンビでしたが、見せ場らしい見せ場もなく2桁着順となりました。有馬記念からの直行で叩きの面も多くありましたが、それにしても負け方が気になります。天皇賞春では実力・実績共にNo.1だと思いますが、今回の敗戦で俄かに怪しくなって来ました。

 

桜花賞

筆者がマンチェスターダービーより楽しみにしているGです(だから、負けたのかもしれない)。やはり、クラシックは特別なものです。昨年は単勝1.4倍と圧倒的一番人気を背負った無敗の2歳女王ソウルスターリング3着に破れ、阪神JF3着ながら8番人気だったレーヌミノルが桜の女王に輝きました。昨日の阪神牝馬ステークスでそのソウルスターリングが大敗を喫してしまいました。昨年秋のGで勝負根性を失ってしまったのか、ただ単に早熟だったのか。その答えはVMで明らかになるでしょう。話を戻すと今年もソウルスターリングと同じく無敗の2歳女王が出走します。それでは、印です。
 

◎ラッキーライラック

リリーノーブル

アンコールプリュ

△アーモンドアイ

△マウレア

△デルニエオール

(△フィニフティ)

 

◎ラッキーライラック

11番の呪いや多頭数での競馬など様々な懸念材料がありましたが、スタートさえ出れば連対は堅いと思います。今日になって12番のアマルフィコーストが出走取り消したのも好材料でしょう。他馬(内心ラッキーライラックに乗りたい騎手)からのマークは厳しいと思います。そして圧倒的な一番人気が3年連続で連対していないのですが、3頭とも関東馬だったのでそこは気にしなくて良いと思います。石橋騎手も自身初のクラシック勝利が懸かっています。

 

リリーノーブル

ラッキーライラックとは22敗。チューリップ賞阪神JFより着差を広げられましたが、前哨戦故に後ろからラッキーライラックを見た競馬なので、実力差は広がっていないと思います。とはいえ、ラッキーライラックを逆転するにはラッキーライラックより前目でポジションを取ることが必須でしょう。重賞で好調な川田騎手は14ハープスターで圧巻の末脚で勝利を挙げましたが、今回は先行策で勝つことが出来るでしょうか。

 

アンコールプリュ

昨日まではこの馬が本命でした。何故なら、POG指名馬だからです。ただ、情に流されて馬券を逃すのが続いてるのでこの評価としました。桜花賞が得意なディープ産駒ですしラッキーライラックとは勝負付けが済んでいない1頭です。それに加えて去年のレーヌミノルもアンコールプリュと同じフィリーズレビュー2着馬でした。しかし、2戦続けて出負けしているのが不安です。今までは圧倒的な末脚でそれらを帳消しにしていましたが、Gではそうもいかないのかなとは思っています。ただ、人気をみると馬券的妙味は高いと思います。筆者と少し縁のある藤岡康太騎手はG初勝利をクラシックで決めてほしいです。
 

△アーモンドアイ、マウレア、デルニエオール、(フィニフティ)

アーモンドアイはやはりシンザン記念での競馬は圧巻でした。道悪でのあの末脚は牡馬と見間違えたくらいです。シンザン記念を勝った牝馬にはシーキングザパールジェンティルドンナなどの名牝が居るので、この馬にも期待がかかっています。ルメール騎手は2年連続で人気馬で期待を裏切っているので燃えていると思います。
マウレアは前走のチューリップ賞はリリーノーブルを逆転しての2着。武豊騎手は権利取りを意識したと述べているので、本番では思い切った騎乗をする可能性が高いです。
デルニエオールはラッキーライラックがオルフェーブル産駒なら、彼女はオルフェーブルの全妹です。そして鞍上は池添騎手と穴馬の匂いがします。しかも、近年は中枠から激走馬が出ているのでこの馬は要注目です。
フィニフティはクイーンCでテトラドラクマと差のない2着は相当な実力を持っていると思います。外枠なのも歓迎すべき材料です。福永騎手は自身初のG勝ちを99桜花賞プリモディーネで決めています。思い出深いレースで2年ぶりのG勝ちを狙います。
 
最後に買い目を

3連複フォーメーション

①-⑨,⑬,⑰-④,⑨,⑫,⑬,⑯,⑰

これで勝負したいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
皆さんも今年初のクラシックを楽しみましょう。